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2020.01.27
手作りジャムの専門店「瀬戸内ジャムズガーデン」
ホテルから大島大橋方面に車で10分ほど走った海沿いに建つ、カントリー風のおしゃれなお店。
それが手作りジャムの専門店「瀬戸内ジャムズガーデン」です。
扉を開けると、棚にずらっと並ぶジャムの瓶に圧倒されます。
「1年間に手がけるジャムは、約180種類。そのうち9割近くに周防大島産の農産物を使っています」と代表の松嶋匡史さんが教えてくれました。
提携農家さんから仕入れるほか、自家農園でもイチゴ、ブルーベリー、ブラッドオレンジ、東和きんとき(サツマイモ)などを栽培しているそうです。
周防大島はミカンをはじめとするかんきつ栽培が盛んな島。その生産量は、山口県内の8割を占めます。
当然、ジャムもかんきつ類を使ったものがたくさん。
マーマレードだけでおよそ80種類あるそうです。
おそらく、これほどのマーマレードが揃っているのは、全国でここくらいではないでしょうか。
【ジャムについて説明する松嶋匡史さん】
松嶋さんにとってのジャムづくりは「ワインと同じ」とのこと。
「ワインはブドウ畑の立地だけでなく、その年の気候によってもまったく味が変わりますよね。
かんきつも同じなんです。立地やその年の日照時間、気温によって、香りも味もまったく違ってきます」
苦みがつよい年のかんきつはチョコレートと煮込んだり、酸味が抜けにくい年には紅茶と煮込んでレモンティーのような風味にしたり。
「化学的な添加物を使って味の差異を均一化するのではなく、ワインのようにシーズンごとの違いそのものを個性ととらえて楽しんでいく。そこがうちのジャムづくりの特徴なんです」
店内では試食用ジャムを常時20種類用意。個性の違いをぜひ体感してください。
なかでも「ローズクラウン」と名付けられた最高品質のブランドは、かんきつやイチゴの持性を最大限に引き出すために手間暇かけて丁寧に創り込んだ「作品」のような一品。
大切な人へのお土産やプレゼントとして最適です。
【最高級ブランドの「ローズクラウン」】
ブティックの隣には、ウッディなつくりのカフェも。
海に浮かぶ小さな無人島を窓から眺めながら、季節のジャムを使ったパフェやアイスクリームなどのスイーツが楽しめます。
松嶋さんは「この島だからこその景色を楽しみながら、ここだけのジャムを楽しんでほしいですね」と話しています。
瀬戸内ジャムズガーデン
住所/周防大島町日前331-8
営業/10:00~18:00(11月末から3月末は~17:00)
定休/水・木曜日
TEL/0827-73-0002
HP/http://jams-garden.com/
ホテルのリゾートショップ(売店)でも一部取り扱いをしています(`・ω・´)