過ごし方
観光
2020.01.16
八十八箇所札所巡り「島へんろ」
瀬戸内の風に吹かれながら、ゆっくり歩いて周防大島を体感したい……。
そんな方には、八十八箇所札所巡り「島へんろ」がおすすめです。
島全域に点在するお札所は、明治時代に開かれました。海沿いだったり、山沿いだったり、小さな集落の小道の奥だったり……
ルートの総延長は約120キロにも及びます。
毎年4月下旬には、「お大師堂巡り歩け歩け大会」も。
お札所14箇所を巡るウオークラリーで、町内外から親子連れなどたくさんの参加者で賑わいます。
気軽に歩いて巡る方に、ぜひ手にとっていただきたいのがこのパンフレット。
「瀬戸内島へんろマップ」(周防大島観光協会制作)。かわいいイラストとともに、各札所の場所や目印などが丁寧に紹介されています。
「どのお札所に行っても、必ずお線香の香りがするんです。
そのたびに、地域の方たちがお札所を守り続け、世代から世代へと繋いできたんだなって感じるんですよ」。
周防大島で生まれ育ち、この島を愛して止まないある男性は、そう語ります。
たったひとつでもいい。
どこかのお札所を訪れてみてください。
そこにはきっと、周防大島の人々が大切に折り重ねてきた暮らしの息づかいが感じられるはずです。